<36> #0

2009-08-25 18:16:51

草津・軽井沢

テーマ:ブログ
1泊2日で草津温泉に行ってきた。
極楽館泊。
料理が最高で、お湯がやや温く、柔らかいのがいい。
もちろん、源泉掛け流し。
値段は二食付きで、1万円台前半。

歩み入る者にやすらぎを
去りゆく人にしあわせを

草津温泉のいたるところで目にする「草津町民憲章」。
今回調べてみたら、「ドイツのローテンブルグ市の城壁に刻まれていた「PAX INTRANTIBUS SALUS EXEUNTIBUS」を日本画家東山魁夷先生に翻訳して頂いた」ものだと言う(http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/youkoso/iroha02.html )。
草津温泉に魅入られてもう10年くらいになるが、このことばを目にするたびに、「うん、これだ」と思う。
特に、PTA問題に関心を持つようになってからは、このことばが沁みる。

帰りには軽井沢に寄り、軽井沢高原文庫で行われていた「没後10年 辻邦生展」を見に行く。
辻邦生は、北杜夫の親友であり、森有正の日本語論の数少ない理解者。
(もう一人、森の日本語論を高く高く評価していたのが、伊丹十三。)
森有正に関する資料もあり、とてもおもしろかった。
辻が若い頃住んでいたところが、私の住まいの目と鼻の先にあったこともわかった。

『森有正-感覚のめざすもの』(辻邦生)をまた読みたくなった。