2009-11-04 21:56:10
留学生に聞く「PTA」①
テーマ:留学生に聞く「PTA」
中国にも「PTA」問題はあるのか?
青島出身で、地元の大学で日本文学を学び、現在日本で心理学を専攻しているTさんに聞いてみた。
PTA問題の概略を説明し、文科省や教育委員会に対して現在是正を求めて活動していることを話した。すると、
「素晴らしいですね! 中国だったら国に対してあれこれ言うことはとても難しいです。さすが、日本ですね。」
とのこと。
中国にもPTAのようなものがあって保護者の負担になっているか、聞いてみた。
すると、どうも中国にはそのような問題は全くないらしい。
中国でも小学校と中学校は義務教育だが、公立校でも(と言うより、中国では原則学校はすべて公立とのこと)保護者の金銭的な負担はかなりあり、お金をはらって、その上学校の下働きのようなことをさせられるというのは考えられないことだし、現にないようだ。
話を聞いてみて、親にとっての存在は、ちょうど日本における塾や予備校に近いところがあるのだなと思った。
また、中国では女性が社会に出て働くことがかなり以前より当たり前であることも関係しているかもしれない。
(学校を終え、日本語を教え始めた時、中国の学生からお父さんがふつうに家事や料理をしていると聞かされ、驚いたものです。)
「日本では保護者が学校の下働きのようなことを半強制的に親がさせられるのだ。」と話すと、全く信じられないという様子。
「子どもたちにさせれば済むことでは??」
とも。
いやあ、まったくおっしゃるとおりです。
保護者と学校の連携について聞いてみると、年度初めや学期の節目等に学校主催の保護者会が開かれ、教師と保護者、保護者と保護者の交流や意見交換が行われているそうだ。
おもしろかったのは、Tさんが子どものころの話で今はどうかはわからないが、お金持ちのお父さんなどは、保護者会の時に、先生や同級生の親に「うちの子どもをよろしくお願いします。」と卵を配るそうだ。
Tさんの話をうかがう限り、中国にはPTA問題の影も形もない。
次回は、言語的にもまたメンタリティー的にも日本に近いところのある韓国の事情について聞いてみたいと思っています。
訂正
本文終わりのほうに出てくる「たまご」は、「たばこ」の間違いでした(汗)。
訂正し、お詫びいたします。
その他の点については、Tさんから、「他の中国の学生も納得してくれると思う」と、お墨付きをもらえました(嬉)。
青島出身で、地元の大学で日本文学を学び、現在日本で心理学を専攻しているTさんに聞いてみた。
PTA問題の概略を説明し、文科省や教育委員会に対して現在是正を求めて活動していることを話した。すると、
「素晴らしいですね! 中国だったら国に対してあれこれ言うことはとても難しいです。さすが、日本ですね。」
とのこと。
中国にもPTAのようなものがあって保護者の負担になっているか、聞いてみた。
すると、どうも中国にはそのような問題は全くないらしい。
中国でも小学校と中学校は義務教育だが、公立校でも(と言うより、中国では原則学校はすべて公立とのこと)保護者の金銭的な負担はかなりあり、お金をはらって、その上学校の下働きのようなことをさせられるというのは考えられないことだし、現にないようだ。
話を聞いてみて、親にとっての存在は、ちょうど日本における塾や予備校に近いところがあるのだなと思った。
また、中国では女性が社会に出て働くことがかなり以前より当たり前であることも関係しているかもしれない。
(学校を終え、日本語を教え始めた時、中国の学生からお父さんがふつうに家事や料理をしていると聞かされ、驚いたものです。)
「日本では保護者が学校の下働きのようなことを半強制的に親がさせられるのだ。」と話すと、全く信じられないという様子。
「子どもたちにさせれば済むことでは??」
とも。
いやあ、まったくおっしゃるとおりです。
保護者と学校の連携について聞いてみると、年度初めや学期の節目等に学校主催の保護者会が開かれ、教師と保護者、保護者と保護者の交流や意見交換が行われているそうだ。
おもしろかったのは、Tさんが子どものころの話で今はどうかはわからないが、お金持ちのお父さんなどは、保護者会の時に、先生や同級生の親に「うちの子どもをよろしくお願いします。」と卵を配るそうだ。
Tさんの話をうかがう限り、中国にはPTA問題の影も形もない。
次回は、言語的にもまたメンタリティー的にも日本に近いところのある韓国の事情について聞いてみたいと思っています。
訂正
本文終わりのほうに出てくる「たまご」は、「たばこ」の間違いでした(汗)。
訂正し、お詫びいたします。
その他の点については、Tさんから、「他の中国の学生も納得してくれると思う」と、お墨付きをもらえました(嬉)。
PTAの組織や概念が、存在しないよう・・。
続報を、楽しみにしております。