2009-11-10 14:53:15
留学生に聞く「PTA」②
テーマ:留学生に聞く「PTA」
タイ出身のPさんがタイのお土産ということでかわいらしい二頭のミニチュアのゾウの置物(夫婦?)を持ってきてくれた。
香港のCさんも一緒だったので、おふたりにPTAのことを聞いてみた。
(ふたりとも国際文化(観光学)を勉強中。)
まず、タイの事情から。
「PTAはあるが、ふつうの親には人気はない。ふだん学校に顔を出せない歌手や俳優が入っている。」とのこと。有名な歌手のタタ・ヤンも入っているそうだ。
ふつうの親は、新年度や学期の変わり目の保護者会に参加して、先生や同級生の保護者と顔みせや情報交換をすることはあるが、PTAに参加する親は少ないとのこと。
日本の例を示し学校のお手伝いをしたりはしないのか聞くと、「あります」と。
親が花壇の整備や学校の掃除を当番制で行うらしい。
田舎の学校では、ブタやウシにえさをやる仕事もあるそうだ。
下働きを「当番制」で行うとのことだが、親にお手伝いをさせるのはどうやら体制の方針のようで、担任の先生が子ども達と相談して順番を決めるそうだ。
日本のように「五人組制度」的に親同士で決めさせることはないようだ。
さらには、「承諾用紙」がくばられ、「協力できない」という選択肢もちゃんと用意されているとのこと。
ほとんどの親が協力するとのことだが、仕事の都合等でできない場合、断わる親もいるとのこと。
(タイでは大部分の母親は専業主婦のようだ。)
歌手や俳優がPTAに入るという話は、このような「下働き」ができないことの代償行為なのかもしれない。
香港の事情。
香港には、「家長教師会」というものがあるそうだ。「家長」とは「両親」のことである。
まんま、「P・T・A」ですね。
その会には会長と副会長が置かれ、「学校の行政にも参加」しているとのこと。
このあたり、イギリスの影響があるような気がする。
加入のあり方について尋ねると、参加は自由だが、半分以上の親が参加していたように思うとのこと。
「主婦はほとんど参加していたような」とも。
ちなみに、Cさんのおばさんは仕事を持っていたけれど小学校、中学校と副会長を務めていたそうだ。一方、お母さんは仕事が忙しく不参加だったそうだ。
PTAの仕事として、「子どもと一緒の活動を考え実施する」というものがあるというので、親が不参加の場合の子どもの扱いを聞いたところ、親がPTAに不参加の子どももふつうにPTA主催の行事に参加できるらしい。
Cさん自身、お母さんはPTAには参加していなかったわけだが、PTAの行事には楽しく参加していたようだ。
香港では、ボランティアが文字通り、ボランティアとして機能するという「当たり前」のことが行われているようだ。
親が学校のお手伝いをするようなことはないのか聞いたところ、基本的にはそれはPTAのメンバーの仕事のようだが、例えば校外学習の引率等の人手が足りない時は、連絡ノートを使って学校が保護者に協力の要請をすることもあるとのこと。
これも、いたってまっとうな気がします。
香港のCさんも一緒だったので、おふたりにPTAのことを聞いてみた。
(ふたりとも国際文化(観光学)を勉強中。)
まず、タイの事情から。
「PTAはあるが、ふつうの親には人気はない。ふだん学校に顔を出せない歌手や俳優が入っている。」とのこと。有名な歌手のタタ・ヤンも入っているそうだ。
ふつうの親は、新年度や学期の変わり目の保護者会に参加して、先生や同級生の保護者と顔みせや情報交換をすることはあるが、PTAに参加する親は少ないとのこと。
日本の例を示し学校のお手伝いをしたりはしないのか聞くと、「あります」と。
親が花壇の整備や学校の掃除を当番制で行うらしい。
田舎の学校では、ブタやウシにえさをやる仕事もあるそうだ。
下働きを「当番制」で行うとのことだが、親にお手伝いをさせるのはどうやら体制の方針のようで、担任の先生が子ども達と相談して順番を決めるそうだ。
日本のように「五人組制度」的に親同士で決めさせることはないようだ。
さらには、「承諾用紙」がくばられ、「協力できない」という選択肢もちゃんと用意されているとのこと。
ほとんどの親が協力するとのことだが、仕事の都合等でできない場合、断わる親もいるとのこと。
(タイでは大部分の母親は専業主婦のようだ。)
歌手や俳優がPTAに入るという話は、このような「下働き」ができないことの代償行為なのかもしれない。
香港の事情。
香港には、「家長教師会」というものがあるそうだ。「家長」とは「両親」のことである。
まんま、「P・T・A」ですね。
その会には会長と副会長が置かれ、「学校の行政にも参加」しているとのこと。
このあたり、イギリスの影響があるような気がする。
加入のあり方について尋ねると、参加は自由だが、半分以上の親が参加していたように思うとのこと。
「主婦はほとんど参加していたような」とも。
ちなみに、Cさんのおばさんは仕事を持っていたけれど小学校、中学校と副会長を務めていたそうだ。一方、お母さんは仕事が忙しく不参加だったそうだ。
PTAの仕事として、「子どもと一緒の活動を考え実施する」というものがあるというので、親が不参加の場合の子どもの扱いを聞いたところ、親がPTAに不参加の子どももふつうにPTA主催の行事に参加できるらしい。
Cさん自身、お母さんはPTAには参加していなかったわけだが、PTAの行事には楽しく参加していたようだ。
香港では、ボランティアが文字通り、ボランティアとして機能するという「当たり前」のことが行われているようだ。
親が学校のお手伝いをするようなことはないのか聞いたところ、基本的にはそれはPTAのメンバーの仕事のようだが、例えば校外学習の引率等の人手が足りない時は、連絡ノートを使って学校が保護者に協力の要請をすることもあるとのこと。
これも、いたってまっとうな気がします。
日本もこうであって欲しいと思います。こういう感覚でない会で、会員にならないと恩恵がうけられないという全員会員でないと駄目という会ならば、ない方がいいですよね。会員の為の会であるなら、学校の中で活動しないようにして欲しいです。
まっとうな感覚の人がもっともっと日本に増えてくれることを願っております。
まるおさん、素晴らしい情報をありがとうございます。