<38> #7

2009-09-01 20:35:09

文科省との対話(2) いただいたコメント篇

テーマ:PTA

前回の文科省との話し合いについて報告したところ、多くの励ましと有益なご助言をいただけた。
主に当方の力不足による「う~ん」な話し合いだったが、いただけたコメントを読ませていただき、拙い問いかけだったがやった甲斐があったと思えた。
ありがとうございました<(_ _)>。

今回は、いただいたコメントに対してレスをさせていただきつつ、次の「問いかけ」につなげていきたいと思う。

(その前に)
前にとまてさんからご教示いただいた、読売新聞に紹介されていた文科省が行うとされているPTAに関する『実態調査』について問い合わせるのを失念していた。次回はぜひ聞いてみたいと思っている。
(どのような調査なのか。いつ終了するのか等。)
PTAが原因で心身にダメージを受け、入院や通院を余儀なくされた事例は私の周りにもいくつもある。そういうケースが最近多いと言う医者(複数)もいるようである。
こういう『実態』についても、文科省はぜひ調査すべきだと思うが、すでに行っているのか、行う予定はあるのかも、ぜひ聞いてみたい。
何人かの医師(精神科系含む)に聞き取り調査やアンケート調査をすることなど、文科省にとっては朝飯前のことなのでは。


>里山たぬ子さん
1 ■この国はそういう風になっている。
文科省もやっぱりダメっぽいね…。
でも…。
この国のしくみが分かって、もれは
少し楽になったよ…。    うん。


そういう割り切りをしていいのかどうかは確信は持てないけど、
【個人の責任と言うよりも、文化の問題】
という側面は忘れてもいけないかも、ですね。
これは、文科省の官僚や校長やP協の事務局長と話し合う時でも、です。
もちろん、「文化の問題」だからと言って放免されるべきではなく、
人権の侵害・不法状態は、どこまでも厳しく追及されるべきと思っていますぜ。


>PTAのあり方とは…さん
2 ■まるおさん、お疲れ様です。
まさに「う~ん」ですね。疲れます。
ご質問1に対する文科省大臣(Sさん)回答について、私の事例を御承知のはずですので、どうされるのか、週明けに質問してみます。


「入会に際しての説明抜き+学校による会費徴収」のケースに該当されるのですね。
質問への回答、ぜひお聞かせください。
さらに、この問題については、「明らかに学校に手落ちのあるケース」として問題提起しましたが、
入会に際しての「十分な説明と十分な意思確認のないケース」なら、山ほどあるというか、むしろこれが標準の状態と言っていいと思います。
これなら、「事例の把握」はいくらでもできるはずです。
で、実は、会費を学校が徴収しようがPTAが単独で徴収しようが、「選択の余地が与えられていない」のならば、これだけで、大問題だと思うのですよね。
文科省としてこのような不法状態についてはどう考え、どう対処しようとしているのか、次回、ぜひ聞いてみたいと思っています。

質問3について、私は「提言誘導の証拠」として「学校自主評価制導入」の経緯を挙げております。政策である以上、当然影響力を持つのであり、これが地行法49条における文科省と地方行政の関係というべきだと思います。
曖昧な返事に突っ込みを入れたい、です。


「まだ文科省の政策になったわけではない」という返答でしたが、では、PTAの位置づけをめぐる現在の文科省の政策はどうなっているのか、これも聞いてみたいと思います。


>朝顔さん
3 ■鈍感っ!
先日は、私のコメントも文科省の方にご紹介下さったようで、ありがとうございました。

こちらこそ、鋭いご提言、感謝申し上げます。

文科省って、子どもの人権に対して鈍感ですね。
私としては、不法性はともかく、卑怯度では奈良の生徒差別の方が段違いに酷いと思っています。
なにしろ大人の問題で、責のない子どもに嫌な思いをさせようとしているのですから。


なるほど。
鈍感なのは、子どもの人権に対してだけではなく、その保護者に対してもですけどね。
「人権」にもっとも敏感でなければならないはずの省庁のこの体たらくは、なんなのでしょうね!?
日本の文化(「みんなで一緒に教」)と「人権」は衝突する(局面がある)ということなのでしょうか。

卒業式で会員と非会員の区別をつけたいなら親を区別するのが相当です。
記念品が渡されるルートがを作れば渡さなくて良いというなら、
「PTAに入らないなら、おたくの子どもさんは運動会で記念品もらえなくてもいいんですね。」
というような、非入会者に対する脅しも文科省は肯定するんでしょうか。


この運動会の景品をめぐる話はよく聞きますね。
朝顔さんのこの問いかけ、次回、ぜひ担当者に伝えたいと思います。


また、仙台市だけではないと思いますが、以下も仙台市のPTAです。
http://www.nishitagashou-pta.net/wakuwaku/h19waku.htm
曰く、『お子さんの小学校入学と同時に、保護者の皆さんは「PTA会員」になります。』

PTAって良いですよねー。
学校で子どもに出鱈目なお手紙渡せば、毎年自動的に会員が補充され、
学費と一緒に会費を引落しで会費集めの手間もなし。
学校はPTAという特定団体に便宜を供与しすぎているのではないでしょうかね。

私の参加してる学校ボランティアは毎年参加者をきちんと募って組織してるんですが、
入学と同時にボラ自動入会ですと通知の手紙を出しても良いなら、やってみたい気が。(笑)


なるほど。
このように考えると、PTAがいかに法的な根拠に基づかずに「横着」なことをやっているかが、わかりますね。
八木山小以外の問題のケースについてもご教示いただき、ありがとうございます。
仙台市は、P協の事務局長の前回の発言を見ても、相当にえげつないことになっているような気がしています。
八木山小は『例外中の例外』などではないかもしれませんね。
赤田(元)会長の『全員参加』の発言が不適切であり、注意する、と言うことなら、これらの小学校の「説明」も、当然、不適切ということになります。
八木山小の問題や今回ご教示いただいた小学校の問題は、再度、問い合わせてみたいと思っています。
こんなケースがまかり通るなら日本は法治国家ではないと言われても仕方がないと思うのです。


>猫紫紺さん
9 ■どつかれさまです!
まるおさん、大プッシュどつかれさまです!('-^*)/
いかにも官僚答弁。は~・・。言の葉の約束をしても、抜け道があちこちに見えます。意見のすりあわせが出来たところは、実行をぜひして頂きたいです。


励ましのことば、ありがとうございます!
おかげさまで、「どつかれ」が吹き飛びました!!

わたしたちは、ただ文句を言っているのではないのです。ひとりひとり、生きて、人生があり、考えて、行動している人間なのです。政策を決定する方は、現場に足を運んで、当事者の痛みを感じてください。あるいは、当事者を政策決定の場に参加させてください。

この一節、何度読ませていただいても、胸と目頭が熱くなります。
任意加入が徹底された後のお話しについても、同感です。


>柳下さん
10 ■PTAの強制加入は教育基本法に抵触するのでは
 まるおさん、本当にお疲れさまです。

『この学校はPTAには全員参加です』としてしまうことについて考えてたのですが、教育基本法の第二章 教育の実施に関する基本の第五条 4の【国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については授業料を徴収しない。】に抵触するのではないかと思いました。
 参加の協力をお願いするのでなく、入会する事になっている、とすると、『では、入会をして会費を納めないとつまり、お金を出さないと授業を受けられない』との判断が出来ます。


なるほどです。
そういう突っ込みは十分に成り立つように思います。
この点についても、文科省の担当者に問いかけてみたいと思います。






1 ■「 文化の問題 」としてとらえると…。

文化の問題としてとらえると…、
自分自身の問題になっていくよね…。

そこの「気づき」が大事だったりするんじゃないかなぁ…。
     ↑ 
   群馬の oyaji さん風味

2 ■ありがとうございます
まるおさん、ありがとうございます。
 拡大解釈のようにも思いながらも、実質そうではないかしら、と思いました。
 回答を楽しみにしております。


3 ■Re:「 文化の問題 」としてとらえると…。
>里山たぬ子さん

素晴らしいです。
 文化をつくっている人の中に「自分」も含まれているんですよね。

4 ■Re:ありがとうございます
>柳下玲優さん
教育基本法の件ですが・・
あれから色々考えたのですが、先の意見は取り消します。
学校側がこの発言をした場合、この”突っ込み”は成立するかもしれません。
お許し下さい。

5 ■Re:ありがとうございます
>柳下玲優さん
【〇〇小の保護者=〇〇小のPTA会員】
とした場合、
【〇〇小の非PTA会員≠〇〇小の保護者】
が成り立ちます。

これは、「実質」として、その学校のPTA会員にならなければ、その学校に子どもを通わせられないことを意味することになりますよね。
そして、PTAに会費が伴う場合、柳下さんのご指摘は成立すると思うのです。

>PTAのあり方とは…さん
お認めいただき、、心強いです。

(以下の考え(↓)はどうでしょう?)
>学校側がこの発言をした場合、この”突っ込み”は成立するかもしれません。(あり方さん)
この場合もそうですが、学校のホームページにそのようなPTAの主張を掲載したりした場合も問題だと思いますし、学校による発言やHP等への掲載がない場合も、そのような不法な言動を行っているPTAに学校施設の使用を許可する学校の責任は重大だと思われます。

6 ■遅まきながら
まるおさん、実は「どつかれさん」ってなれなれしくないかな~・・他のコメントも暴走してるな~・・と、どきどきしながら書き込みました。ああいって頂けてうれしいです(*^_^*)
(文科省の方々もご多忙と思われ、わたしなんかの想像もつかない情報があったりして一方的に悪口書いてしまい反省してはおります。)
なにはともあれ、個人の方相手にも、きちんと答弁して頂いたのですから、まるおさん、快挙です!人権問題はなんとかしたいですもの。

7 ■Re:遅まきながら
>猫紫紺さん
「どつかれさま」って、初めて聞きました。
いやあ、ぴったりのことばでしたよ!

文科省の担当の方も、具体的なことばは忘れてしまいましたが、拙ブログにコメントを下さる方々に対して、「(クレイマーなどではなく)良識を感じる」てなことを、決して上から目線ではなく、おっしゃっておられましたよ。

文科省の担当者には、当方の立場からは「もうちょっと何とかしてくれないのか?」と感じる場面もあるわけですが、説明責任を果たそうとする姿勢はありがたいなと思っています。

人権問題。
そうなんですよね。
なにも文科行政の重箱のスミをつついているわけではなく、【PTA問題は重大な人権問題】なのだと、私も、以前にもまして強く感じております。