<101> #2

2010-03-07 01:15:11

関係性の中の「わたし」⑥ 敬語(前口上)

テーマ:エビデンスとしての日本語
しばらく敬語について考えていきたい。
敬語について考えていくことは、日本人が、「どのように関係性の中にあるのか」を考えることになるはずだと思っている。
追記(4.26):「どのように関係性の中に浸かっているか」と言うべきか。

人間は社会的動物なのだから、「関係性の中にある」のは日本人だけではもちろんない。
わたしが問題にしたいことのひとつは、「度か過ぎていませんか?」ということ。
それは、授受表現、終助詞、あいづちの考察でもある程度明らかにできたと思っている。

で、敬語の考察では、「関係の近さ」という程度問題に加えて、「上下関係・社会的な序列」の問題を取り上げたいと思っている。

結論的には、日本人の人間関係の特色を、「一体的かつ上下的」というところに求めた森有正の主張(『経験と思想』岩波書店)に着地することになると思うが、そこに至るプロセスにおいて、私なりの考察を加え、「日本人の人間関係の問題性」に迫れればなと思っている。

追記
敬語をめぐる様々な言説も取り上げていきたいと思っている。





1 ■いよいよ
いよいよ、日本語シリーズの敬語の始まりですね!
イヨッ!楽しみにしております♪

2 ■Re:いよいよ
>猫紫紺さん
コメント、ありがとうございます!
どうぞ忌憚のないご意見、ご感想を。
と、そのためには書かんと(汗&笑)

敬語って、日本語の中でももっともPTA問題とかかわりのあるものかもと、今さらながら感じております。