<207> #14

2012-04-20 22:19:36

PTA問題の実際的解決に向けて ― 保護者を追い詰めているものは何なのか?

テーマ:PTA問題の実際的解決をめざして
<「現実」を直視せよとの指摘を受けて…>
PTAが任意加入の団体であることは、新聞やテレビで大きく取り上げられたり、横浜市や千葉市等においても任意加入であることをはっきりと保護者に示す動きが出てきたりで、一定の決着がつき、周知もされてきたと言える。
ちなみに、4/3(火)にもPTA問題が読売テレビで大きく取り上げられたことを「とまて日記」のとまてさんが紹介してくれています。
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しかし、先日、こんなことがあった。
「調布の子育て掲示板」というサイトでPTAのあり方が取り上げられ大変な盛況となっていた。春休みということもあり私も参加していたところ、次のような趣旨の反応が返ってきたのだ。

「お前の言っていることは筋は通っている。でも、ふつうの保護者にとっての『現実』や『感情』の問題に目が届いていない。そこを何とかしなければPTAの問題は何にも解決しない。」
(2012/03/28(水)からはじまる「Title: PTA加入は各自の自由(報告)です」というスレの後半あたりの複数のレスの内容を要約。
http://www.play21.jp/board/formz.cgi?id=kosodate&page=&all=yes#11320)

そのような反応に対しては自分がこれまで実践してきたことを説明したりして、理屈だけをこねているわけではないと抗弁したものの、何か引っかかるものがあった。
ところが、その数日後、ある人から貴重なヒントをもらった。

最近書いたPTA関係の論文を読んでくれたある同僚の先生(女性)が次のようなコメントを口頭で寄せてくれたのだ。

その先生曰く、
「PTAが任意加入であるべきなのにそうなっていないのは問題だというのはよくわかった。だけど、PTAでやらなくてはいけない仕事があるとしたら、会員の親が非会員の親に対して『非会員の子どもに関わることまで自分たちはやっているのに・・』と釈然としない思いを持つのは仕方がないのではないか?」

そのコメントをもらい、
「だから、先生、『PTAでやらなくてはいけない仕事』なんて一つもないのですよ。やりたくなければ何にもやらなくたっていいのです。何と言ってもPTAはボランティアなのですから。」
と言いかけて、「あっ」と思った。
その数日前に調布の子育て掲示板で指摘された「保護者の置かれている『現実』と『感情』に目を向けてみよ」との指摘が思い出されたのだ。

考えてみれば、今年度においても、ごく普通の保護者にとって「PTAに入らない」という選択は極めて取りにくいといえる。そして、入ったら入ったで、執行部から仕事の「分担」を求められ、それを断るのもこれまた極めて難しいというのが大方の現実と言って差し支えないだろう。
つまり、残念ながら現実問題としては、ほとんどの親にとってPTAは「任意加入」にはなっていないし、PTAの仕事をするかしないのかも「任意」にはなっていない。

PTAの仕事は、今も、おかしなことではあるのだが、やらなくてはいけないことになってしまっているのだ。
この「現実」を直視する必要がある。

現状では、ほとんどすべてのPTAにおいて、やらなくてはいけない仕事がすでに決まっており、それをだれが分担するかだけが問われる。
そうなると、分担する保護者の数が減ればそれだけ残った人の負担は増える。
そのような「現実」の中に置かれている保護者が、「あなたたちの子どものためにもわたしたちは働いているのにあなたが何もしないのはずるい!」と思ったとしてもそれはやむを得ないとも言える・・。


<諸悪の根源としての「活動のノルマ化」>
だから、問題は、「やらなくてはいけない仕事があらかじめ決まってしまっている」というところにあるように思う。

「こういうことをやりたい。」、「こういうことならできる。」というひとりひとりの会員の意向がまずあって、それに合わせてPTAの仕事が構成されるのではなく、実態としては、あらかじめやるべき仕事が決まってしまっており、ひとりひとりの会員は、その仕事を消化するための「頭数」として扱われているのだ。

では、どうすればいいのか。
「活動のノルマ化」を排して、会員がやりたいこと、やってもいいこと、やる意義を感じたことをあくまでも自分たちのペースでできるようになれば、PTA活動をしない保護者への不満も出てこないはずである。
PTA活動が「やらなくてはならなくなっている」現状において、「ただ乗り論」はロジックのレベルはともかくも、感情のレベルにおいては無視しがたい。
この不公平感を解消するためには、PTA内部における「活動のノルマ化」を解消する必要がある。
ここが解決しないと、入退会の真の自由の実現も難しいと思われる。


<「活動のノルマ化」をもたらしているものとは?>
では、本来本人の自由意思によりなされるべき活動が、なぜ強制的な「おつとめ」になってしまっているのか。
PTA活動のボランティア化の実現を阻んでいるものは何なのか。

これからしばらく、「活動のノルマ化」を解消するにはどうすればいいのか?
何が「活動のボランティア化」を阻んでいるのか?を、できるだけ「現実」と「感情」に則しつつ考えていければと思っている。


(おわりに)
このエントリで述べたことは、年末の仙台における教育課題研究発表会の休憩時間の折、朝日新聞の堀内記者から出された「『非会員ただ乗り論』をどう乗り越えていけばいいのか?」との問題提起に刺激を受けてのものでもあります。

「非会員ただ乗り論」は、
「PTAは会員の子どものための組織ではない」
「子どもはみんな非会員である」
というロジックによって私の中ではすでに「解決済み」の問題でしたが、その堀内さんの問題提起は「ただ乗り論」が実はまだ解決されてはいないのでは…と思い直すきっかけになりました。







1 ■「非会員タダ乗り論」に対する情理を尽くした反論
「非会員タダ乗り論」に対する情理を尽くした反論を<PTAのホントのところ>のたぐさんが述べておられるのでリンクしておきます。

「PTA非会員はタダで恩恵うけるなんてズルイ?タダ乗り?」
http://pta55.blog57.fc2.com/blog-entry-78.html

2 ■無題
PTAの被害から守る会(仮称)とかあったらいいんですけどね。

自力で退会できる人は退会しますし、勇気のないひとはすべて事務局を通してもらえばいいので。

会費はやっぱりかかるでしょうが、弁護士さんに頼むほどのことではないですからね。


3 ■とある地方のPTA
まるお様
お久しぶりです。
今、東京を離れて、とある地方で暮らしておりまして、小学生の子供も転校しました。で、こちらの学校でのPTAってどんなもんだろう?と興味しんしんで総会に参加してきましたので、簡単に報告させていただきます。(どことは具体的には言えませんが、関東からけっこう離れています)

1.出席者数について
PTA総会には大多数の保護者が出席します。前の学校では、総会と言いつつも会場が視聴覚室=教室より少し広いくらいの場所で、ほとんどの保護者が委任状を出して欠席だったのですが、こちらでは体育館が会場で、たぶん8割以上が出席していたと思います。

2.総会の内容
私が見た限りでは、PTA総会=学校+地域+PTA+保護者全体という感じで、一体化した会でした。
司会や議長はPTA役員ですが、会長の挨拶→校長挨拶→地域役員挨拶→学校からの連絡(学校行事のこと、給食のこと、地域行事のことetc)・・・という感じの式次第でしたので、欠席すると学校運営の情報取得に支障をきたす感じでした。

(つづく)


4 ■とある地方のPTA(2)
(つづき)

3.PTA会費について
もろに(笑)、PTA会費と給食費、その他諸経費が一緒に口座引き落としです。「手集金はしませんので、お手数ですが指定の銀行で口座を開設してください」と。冗談ではなく、先生からの説明は好意にあふれていまして、つまり、手集金をしない=わずらわしさもない=不正もない、という感じでした。

4.PTA会長の雰囲気
役員の実態はまだ不明ですが、少なくとも会長は「地域の顔役」的なものを求められている感じでした。びしっとスーツを着た「お偉いさん」という風情の人で、会長職は何年も務めるのが一般的なようです。そして、子どもが卒業すると地域団体の会長にスライドするのだそうです。

仕事は多く、自治体や近隣の学校の行事に参加するのは当たり前(ただ顔を出すだけではなく、仕事をこなすらしい)、役所との折衝で予算獲得までするそうです。

前の学校で見たような、たどたどしく話をする若いママさんとか、和気あいあいのノンビリしたグループとか、そういう雰囲気の役員さんは見当たらず、総会全体が「ビシッ」とした立派な会でした。会長や校長や地域役員さんが口をそろえて「子供たちを皆で育てていきましょう」というので、その言葉が本当に愛ある言葉に聞こえ、変な話ですが、素直に感心してしまいました。

とりあえず、「学校によって違う」「地域によって違う」ということが、よーくわかりました。

5 ■Re:無題(PTAの被害から守る会(仮称))
>まぼろしのPTA会長さん
同様の問題提起は以前もいただいたように思います。しかし、どうも了解しかねています。

「PTAの被害から守る会(仮称)」があって、その事務局がPTA被害者の代理人として極悪なPTAと交渉する。そして、それは、弁護士に頼むより安く済む。
どうも、リアリティが感じられません。

①いったいどのような人たちがスタッフとしての役割を果たすのでしょうか?

②彼らの言うことを極悪PTA は聞き入れるのでしょうか?

現状、守る会のスタッフが存在するようになったとして、極悪PTAが言うことを聞くとも思えないのですが。
逆に言うことを聞くような時代になったら、守る会が関与しなくても問題は解決するようにも思います。

どんなもんでしょう??

6 ■Re:とある地方のPTA
>TRKさん
ご無沙汰しております。
ちょうどご挨拶を差し上げようかと思っておったところです(いえ、ほんとうに^^;)。

ご報告ありがとうございます。
いろいろなPTAがあるのですね。
役職の強要さえなければそのようなあり方もありなのかなとも思いました。
しかし、人手が不足するようになると…。
その転落は、首都圏のPTAで現に起こったことではないでしょうか。

ご報告の中の「2.総会の内容」が今の私の問題意識から特にびびびと来ました。

>欠席すると学校運営の情報取得に支障をきたす感じでした。

任意に構成されるはずのPTAがこのように参加必須のものになってしまっているところに、「タダ乗り論」の淵源もあるのではないかと思いました。

**
PTAが構造的に実質参加不可避のものになっている→入会→「入った以上は」ということで会の決定に従わせられる(=仕事をさせられる)→役割を分担しない者への悪感情
**

このあたり、次のエントリで考えて見たいと思います。
いいヒントをいただけたと思います。

7 ■Re:Re:とある地方のPTA(3)
>まるおさん

いや、もう、任意性なんか全くないです^^;;
ここの学校では「PTA」はそのまま「保護者会」を指すようになっているみたいです。たとえば、
・学校行事の一覧表がPTAの資料に添付されている。
・学校行事の説明会がPTAの集まりの中に組み込まれている
・学校連絡用のメールシステムの費用をPTA会費から出す。
・ベルマークで学校の備品を設置する。

こういう状況なので、PTAに入会しないという選択肢はありえない感じです。学校と保護者(+地域団体)が一体になって学校を運営していて、もちろん一人一役制がっちり^^;; 

PTAのヒラ会員の仕事も、絶対にやらなきゃいけないものかっていうと疑問でして、例えばベルマークもどうかと思いますし、地域のお祭りや親睦の○○大会の運営だの参加だの、どうして小学生の保護者が?というものも多いです。

ただ、こちらでは「例年に習う」「皆で一緒に何かをする」ということが、東京とは比較にならないほど重要な感じです。地元のお祭りなども、「伝統行事を子どもたちに経験させる」というものなので、学校のカリキュラム以上に強制っぽいです。

また、PTA会長の仕事には、たとえば「地元に海外の団体の人が来たので、役所の人と一緒に会合参加する」みたいなこともあるそうで、学校と保護者どころか、学校自体が自治体の組織の一部です。

会長ほか役員は、よほど余裕が無いとできないと思われるのです。うまくいっている時はいいのですが(実際、何も問題がなければ、「いい土地だなー、いい学校だなー」なんて思います)、PTA会長のなり手が無くなったり、PTAへの参加を拒否する人が出たりすると、大変なことになりそうです。

現状うまく回っている=心地よいので、仮に、ここで誰かが(東京から来たよそ者が?)「PTAは任意のはずだ」などと言おうものなら、まるおさんのおっしゃる通り、大変な反発がありそうです。

8 ■Re:どう動いたらいいのかが分かりません。
>ジャムジャムさん
はじめまして。

TRKさんのレポートを拝見し、首都圏から離れると別世界だなと思っておりましたが、海老名でもまだこんな状態なのですね(嘆息)。

明日総会があるとのことですので、取り急ぎお返事いたします。

先方を刺激しないという意味では、明日総会で任意加入について触れるのはやめておいた方が無難なように思います。
刺激しないご成算があればこの限りではありませんが。
また、ジャムジャムさんがオヤジであられたら、ガツンと一発やられるのも一つの方法だと思いますが…。

役員の担当教諭や、副会長や顧問を務めることが多い教頭、校長と言った学校幹部にまずは話を持って行くほうが一般論としてはお奨めです。

ちなみに、横浜市は「PTAは入退会自由の団体である」とはっきりと認め、校長に保護者に対して周知するよう指導しています。
神奈川県は、「自動加入」を認めつつも、退会の自由は当然認め、それを認めないのは違法である、としています。
文科省も入退会自由の団体であることをはっきりと認めております。
千葉市からも最近非常に先進的かつ良心的なコメントが発せられていますよ。
http://pta.my-sv.net/PTA_kiyaku/kiyaku_nice.html


おかしいことだらけなのは確かですが、ご自分の中で「この部分はどうしても通したい・通らなければおかしい」ということをある程度明確にされて、保護者役員よりも学校の先生に相談される方がいいのではと思います。

また、ご報告、ご相談をお待ちしております。
「具体的にこうしてみようと思うが?」と振っていただければ、何かご助言できるかもしれません。

いやあ、それにしても、本当にご苦労さまでございます。
やっぱり、PTAって、ほんとうに困った存在ですね!!!

9 ■追記(まるお)
ジャムジャムさん

それにしても、朝日新聞でも問題にし、いろいろな自治体が入退会自由の方向に舵を切りつつあるなか、今回お知らせいただいたケースは、非常に問題を感じます。

御地教委に、
こういう保護者の声についてどう思うか? 
御地ではPTAは入退会自由ではないのか?
横浜や千葉でできていることがなぜできないのか?
と、問いかけたく思いますが、構いませんでしょうか?

あ、もちろん、正直なお気持ちをお聞かせください。

10 ■Re:長くなって申し訳ありませんでした。
>ジャムジャムさん
いえいえ。
貴重な体験談をお寄せいただき、ありがたく思っています。
お話しの中には、PTAの問題点が凝縮されて入っているように思います。

総会でお話しされるとのこと、もう終わっているかもしれませんが、うまくいっていることをお祈りしています。

海老名市教委の担当の方(教育指導課児童育成係係長)と少しお話しさせていただきました。
ジャムジャムさまのお子様のお話にもとても胸を痛めておられる感じで、真摯に対応してもらえました。
連休明けに、上席の方とも相談のうえ、またお話しをさせてもらうことになりました。
取り急ぎ、簡単なご報告まで。

後刻、話し合いの様子など、御報告したいと思っています。

11 ■個人の働きかけで出来ること
こんばんは!

この1~2年、個人の働きかけ(キック)で叶ったことをいくつかご報告します。

○通学路に小さな柵設置
…墜落の可能性がある箇所を学校へ連絡し、学校が町内会ヒアリング・青少年委員会・担当議員の先生へ働きかけ、市の所管課へ連絡→設置していただきました

○通学路の横断歩道の白線ひき直し
…消えかけている白線の箇所を学校へ連絡、学校から教育委員会へ連絡していただくことになりました

○点字ブロック修繕数カ所
→破損状況を市の公聴課へ写メール→所管課が修繕対応してくださいました

○道路環境整備
…道路環境における迷惑行為詳細を市の公聴課へ写メール→所管課が迷惑行為者へ指導、環境整備確認してくださいました

IT時代、(団体キックでなくても)一市民キックで出来る可能性は広がり続けていると思います。

自校PTAは年間を通して旗振りをしていません。安全パトロールは年1回。

市がセーフティーウオッチャーを各学校を通じて募集しており、旗振りの役割がセーフティーウオッチャー(地域の立候補ボランティア、個々の都合に合わせて活動、学校を通じて保険に入ります…市民負担ゼロ、現役保護者含む)です。

安全パトロールを全保護者で、とお考えの学校・PTAをメディアを通じてお見かけします。
一方、(団体で協議してから所管課へ連絡するよりも)個人キックで速く動けることも増えていると実感しまして、ご報告いたします。

12 ■Re:総会終わりました・・・。
>ジャムジャムさん
いやあ、お疲れ様でした。

会長さんの言い分は突っ込みどころ満載だと思います。
これはしかし、全国的な根深い問題でもあると思うので、その言い分のどこが問題なのか明日にもしっかりと整理したいと思います。
それにしても、市議さんなのですよね…。

あと、海老名市教委の担当者の方とのやりとりをエントリを立ててまとめました。
ご参考になさってください。

13 ■Re:個人の働きかけで出来ること
>千葉市民さん
情報提供、ありがとうございます。

PTAの動きもあっていいと思いますが、それを絶対化して、「みんなでやるべき。個人単位の動きは意味がない」なんて間違いですね。

それにしても、御働き、頭が下がります。

14 ■八戸市立長者中学校に「PTA任意参加」周知の動き
まるお様

はじめてコメントさせて頂きます。
青森県八戸市在住の hana と申します。
息子の通う八戸市立長者中学校 PTA を相手に、任意加入原則を周知徹底させるべく奮闘している者です。

先日たまたままるお様のブログを拝見し、同じように頑張っていらっしゃる方がいるのだと知って、大変勇気づけられる思いがいたしました。

当地八戸でも PTA は「入学とともに自動的(強制的)に加入」「PTA 会費は給食費などと合算して、見えないカタチで学校が集金」等、大変におかしな慣行がまかり通っておりましたが、この度 PTA 会長、同執行部、学校長をなんとか説得し、一昨日、「PTA は任意加入」と明記した上で加入意思の有無を確認するアンケート文書を全保護者宛てに配布させることに成功いたしました。また同アンケート文書には、PTA に加入することにより年額いくらの PTA 会費が徴収されるかについても明記させました。

年度途中であるにもかかわず、こうしたそもそもの加入意思からの確認を行うアンケートが実施されたことは非常に画期的なことであると思われますので、ご参考までお知らせいたします。

どうぞまるお様の活動も、遠からず成果が現れますよう、祈念いたしております。

また、PTA の健全化に向けて同じように活動なさっている方をご存じでしたら、こうした八戸市立長者中学校 PTA の英断につきまして、ご喧伝下さいますと幸甚です。