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2008-11-27 23:17:53

PTAよ成仏してくれ!

テーマ:PTA
まずは、お腹にある思いを吐き出しますので、納得の行かないところなどあれば、ぜひご指摘を<(_ _)>。 

「PTA」、なかりせば。
これが私の原点だ。

「はじめに」にも書いたように、私が子どもの学校に関わるようになったのは、家内がPTA問題で「不登校」になってしまったからだ。
家内が何でトラブったかと言えば、お定まりの役員選出をめぐって…。
くじやポイント制により、本人の意思を無視する形で責任の重い役職を押し付けることが、家内にはどうにも許せなかったようだ。
当時の私は、あろうことか、「PTAごときで・・・?、もう少しうまくやれんのか!? 」だった。しかし、そのときの本当に参ってしまった家内の姿は、今でも目に焼きついている。

たぶん、と言うよりも、間違いなく、PTAなんていうものがなかったら、いやたとえPTAがあったとしても役職の無理強いがなかったなら、家内はず~っと、ふつうに学校に出向いていたはずだ。そして、学校での子どもの姿も見られていたはずだ。
しかし、PTAとのトラブルにより、家内は学校に行けなくなってしまった。
PTAが、家内と学校との間の「障壁」になったわけである。
このPTAへのうらみというかわだかまりは、たぶん一生消えないと思います。
私は、この二年間ほど、ほぼ毎日「2ちゃん」のPTA関連スレをのぞいているが、PTAのせいで学校に顔を出せなくなったり、出しにくくなってしまっているお母さんはた~くさんいる。我が家だけの問題ではないのである。


岩竹美加子氏の「国家の装置としてのPTA」(『国立歴史民俗博物館研究報告・第132集』2006年)は、PTA問題を考える者にとって必読の文献だが、その中で、「会員同士の会話でもしばしば耳にする意見」として、PTAのアンケートに答えたある保護者の声が紹介されている。

「私が学校に望んでいるのは、『安心して静かに学べる場』です。それすら危ぶまれているのに、町会とのつきあいのもちつきなどなくてもけっこうです。町ぐるみ運動会、バスハイクも歩こう会もラジオ体操も講演会もいりません。しっかりとした授業があり年1-2回の遠足があり、休み時間に子供達が仲良く遊べればいいのではないでしょうか。なぜそれ以上母親が時間をけずってPTAの仕事をしなければならないのかわかりません」。

ここには、「なくてはならないもの」を見失い、母親をいたずらに痛めつけているPTAの姿がきっちりと述べられていると思うのだ。
私はこのお母さんのコメントに全面的に賛成する。
と言うか、(部分的なものであってもよいので)反対の人がいたら、ぜひお考えを聞いてみたいと思っている。(いや、皮肉でなく、マジで。)


学校と保護者の連携は、確かに必要だろう。しかし、それは学校主催の保護者会を適宜開けば(現にどこの学校でも開かれている)、十分に可能である。「保護者会」で必要に応じ保護者と学校が話し合い、保護者同士のある程度の親睦も行えばよい。そしてそれ以上の「保護者同士の触れ合い」とか、「学校の支援」とか、「親としての学び合い」等を行いたい人がいれば、そういう人は、アメリカ型の本来の「PTA」活動にあくまでも有志として参加すればいい。そういうPTA活動なら、もちろん何の文句もない。お願いしたいのは、みんなを巻き込むのはやめてほしい、ということなのだ。

言うまでもなく、PTAへの参加は法的に義務付けられているわけではないのだから、PTA活動に励むもよし、励まないもよし、だ。 
お互い、守るべきルールを守りさえすれば、後はそれぞれの意思で行動していいはずだ。個人の意思は尊重されるべきであり、「選択の自由」は当然認められるべきだ。


ミニマムとオプショナルの区別を付けず、みんなを巻き込み、学校現場にいたずらな混乱を招いている責任が日本のPTAにはあると思う。
そんなPTAに、私は一日も早く、本来あるべき、自由参加の純粋なボランティアとしてのPTAになってほしいと思っている。







1 ■こんにちは
お言葉を返すようで恐縮ですが、少し補足します。
私はもともと人づきあいが苦手でしたし、子どもも反抗期だったので、実際には「学校に行きたかったのに…」という気持ちはそれほど強くはありませんでした。
ただ、よくはわからないのですが、このまま泣き寝入りしていたら自分がヤバいことになってしまう気がしました。
文句を言うのもヤバいと思いましたが、どっちにしてもヤバいんだから、前向きにやってみようかな…と思ったわけです。  ではでは。
お気持ち、痛いほどわかります。
この問題に関しての正解は、誰も持っていないと思っています。
子供達の笑顔が見たいから、という想いだけで成り立つものであればよいのですが。
自分なりのPTAへの想いを自身のブログに綴ってみました。
反感を買うかもしれませんが、よかったらご覧ください。
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。

先日、カワバタさんのブログで知り、さっそく訪問させていただいたところでした。
「反感を買う」どころか、感じ入っておりましたですよ。
「こういう会長さんがどんどん出てくれば、PTAも変わるかもしれないな」と。

ちかいうちに、ばたやん531さんのもろもろのご発言に対して、ぜひコメントをさせていただければと思っています。
大部分は「!」で、少し「?」が入ると思っています。(←意味不明でしょうか?)

今日のところ、一点、御コメントに対して「?」と思ったのは、
>子供達の笑顔が見たいから、という想いだけで成り立つものであればよいのですが。
のご発言についてです。

子ども達の笑顔は、家でも見られますし、また学校で見る笑顔が格別なのも私もよ~く分かっているつもりですが、それは運動会や発表会等でも見られるのではないでしょうか?
いきなりの的外れのコメントなら、ご容赦の程を。

いずれにしましても、今後とも、ぜひぜひ意見交換をさせていただければと思っております。
不躾な野郎ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
お母さん
こんにちは(汗)、であります。
補足、ありがとう。

>このPTAへのうらみというかわだかまりは、たぶん一生消えないと思います。
における、わだかまりを持つ「主体」は主に親父としての自分のつもりでしたが、曖昧だったかもしれませんね…。

>文句を言うのもヤバいと思いましたが、どっちにしてもヤバいんだから、前向きにやってみようかな…と思ったわけです。
これは、身内ながら、「ええ発言やな~」と思いましたです。

それでは、今後とも、よろしくです。
お返事ありがとうございます。
気になって2chを見てみました。
怖いですねぇ・・・
賛否両論あるとは思いますが、お手柔らかに(笑)

自分でも考えがフラフラしている状態で、川端さんのような信念を持てるまでには時間がかかりそうです。
おかしいと思われることは、どんどんご指摘ください。
福岡の小学校でPTAやおやじの会に携わっています。

この記事はすっごく考えさせられました。

私は、今のところ、うまく結論を出せません。

ただ、こういうことについてしっかり考えていきます。

たまになる記事をありがとうございました。

はじめまして!
コメント、ありがとうございます。

ばたやんさんもそうですが、PTAに積極的に関わっておられる方に、
>私は、今のところ、うまく結論を出せません。
ただ、こういうことについてしっかり考えていきます。
等と言っていただけ、ほんとうにうれしく、またありがたく思います。
PTAの執行側にいられる方と、反PTA的な人間が率直に思いを述べ合えればなと思っています。

時に、失礼が過ぎることや、的外れなことも申し上げるかもしれませんが、腹にあるものをどんどん出していきたいと思っています。
納得のできない点等、びしびしご指摘くださいませ。

「福岡横手おやじ団」のホームページ、少し覗かせていただきました。
「おやじ達が好き勝手に集まっている」という雰囲気がびんびん伝わって、ええですね~。
こういうPTAなら何も言うことはないのですがね…。

ともあれ、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。