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2010-07-12 14:49:31

「タテ社会論」について(2)「場」を強調する日本の社会(補遺)労組のあり方の違い

テーマ:日本人論
日本は「場」の果たす役割が大きな社会である、という中根氏の主張を裏付けるものとして、私がもっとも説得力を感じるのは、労働組合の特殊日本的なあり方である。

氏は、次のように述べている。

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さらに戦後飛躍的発展をした労働組合までが、職員・工場労働者などあらゆる資格・職種の異なる構成員を網羅し、企業単位(ある見方をすれば、社長のいない産業報国会といわれるような)に成立していることなど注目すべきである。
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以前に、テレビで、玩具の「ブロック」で有名なデンマークのREGOが経営危機に陥った話が取り上げられていた。(以下記憶で書かせていただくが)その中で印象深かったのは、職を失いかけた労働者(工員)が、職業別組合(クラフトユニオン)の力で、失業者にならずにすんだという話だった。
日本ではなかなか考えられないことだと思う。
そのとき、中根氏の言っていることは、「確かにそうなのだ」と納得したものだ。

「日本の労働組合の特徴」、「企業別組合」、「職業別組合」等で検索をしたところ、以下のような記述が見つかった。
ご紹介しておきたい。

まず、「企業別組合」についての説明。
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企業を単位として、従業員が組織化した労働組合。
日本では特に、事務職や技術職、ホワイトカラーやブルーカラーといった職種に関係なく、終身雇用的な長期的雇用関係の下で、生涯ともに働く職場の仲間として利害が一致するメンバーが組織されている。このことは、ジェームズ・C.アベグレンが『日本の経営』(1958年)の中で、終身雇用、年功制とならぶ日本的経営の3つの特徴の1つとして指摘しており、日本企業の強さを支える重要な要因と言われている。

欧米では企業別組合の上部団体である産業別労働組合が影響力を持つのに比べ、日本では会社側との交渉の主体が企業別組合にあることが、日本の労使関係の特徴の1つとして挙げられる。
もう1つの特徴に、労使協調体制がある。「御用組合」と批判されることもあるが、企業別組合は企業側の組織と表裏一体の関係にあるといえる。例えば、企業別組合が経営方針を組織の末端まで浸透させる機能を実質的に持っていることや、経営陣と交渉する役割を担う労働組合幹部は、経営を考えるよい経験が積めることから、管理職へと転じていく場合が多いことなどが挙げられる。

このような日本の協調的な労使関係が、戦後、企業の成長と従業員の雇用の安定、労働条件の維持とを両立させるものとして受け入れられ、定着していくことにより、日本企業の成長を支えてきたと考えられる。(グロービスのMBA経営辞書の解説)
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http://kotobank.jp/word/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5%88%A5%E7%B5%84%E5%90%88

以下は、「産業別組合」についての説明。
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同一または類似産業の労働者を職種や熟練の別なく事業場,企業のわくを越えて組織した労働組合。職業別組合に対比される。職業別組合が労働運動の初期の段階で熟練労働者を中心に発達したのに対し,産業別組合は独占資本主義段階に入って不熟練労働者の増大とともに発展し,現代の先進諸国の労働組合組織の典型的なものとなっている。 
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。(百科事典マイペディアの解説)
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http://kotobank.jp/word/%E7%94%A3%E6%A5%AD%E5%88%A5%E7%B5%84%E5%90%88

なお、上記引用は、いずれも、「コトバンク」より。
http://kotobank.jp/


中根氏の指摘は、ほぼ半世紀前になされたものであるが、そこで指摘された労組の日本的性質はほとんど変わっていないと言えそうである。
派遣社員の増加等、今後の推移には目が離せないが。





1 ■無題
縦社会を強調や強要する奴って、縦社会しか知らないのがほとんどだよ !!
狭い世界の身近にあるものしか見てないから、外の世界のことがまるでわからないんだよ !!
いつまでもいない場所でいつまでも続けてないことでも「一生」とか「人生」とかいう言葉を使っているのがほとんどそういう連中だよ !!
そいつら「一生」とか「人生」なんて言葉を使っているけど、そんなのその場限りの思いつきで適当に言ってる話だよ !!
なんかタテ社会って心の拠り所のない心の貧しい奴の居場所みたいだ。