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2010-05-12 17:08:44

「任意加入の団体であることが優良PTAの大前提です」(文科省社会教育課発事務連絡)

テーマ:PTA
(やや長い前書き)
本日は、非常にうれしいお知らせができます。

文科省社会教育課より、都道府県PTA担当課(生涯学習課)に対して、PTAのあり方について明確な方針が「事務連絡」という形で打ち出されました(4月26日付文書)。

この「事務連絡」は、拙ブログで何度も取り上げてきた過去の通知・通達(昭和27,29,42)に記されていることを、いわば再確認しただけのものにすぎないとも言えます。
しかし、過去の通知・通達で明確に打ち出されつつも、現実問題として無視され続けてきた「PTAが任意加入の団体であること」を、再度明確に打ち出したことの意義は計り知れないと思います。

本年度2月11日(建国記念の日)に横浜で行われてPTAシンポジウムで、任意加入である事実が校長や教育委員でさえ意識されていないことが問題にされ、それを受け、文科省社会教育課長から、シンポジウムのまとめの発言で、「教育委員会や校長へはPTAが任意であるという意識を広めたい」との発言がありました。

今回の「事務連絡」は、社会教育課長がその会場での約束を早々と果されたものと言うことができます。


以下、「事務連絡」中の「任意加入」にかかわる部分を紹介いたします。
(以下は、聞き取ったものを文字化したもの。できるだけ誤りのないよう注意はしましたが、句読点、表記等に原文と違うところがあるかもしれません。わかり次第、訂正します。)

***
表彰について
PTAが任意加入の団体であることを前提に、できるかぎり多くの保護者と教師が主体的にPTA活動に参加できるよう、組織運営や活動内容の工夫をしている団体を適切に評価できるようにするものです。
***


文部科学大臣表彰優良PTAを国に対して推薦するのは、都道府県教委です。
その都道府県教委に対して、これだけはっきりとその表彰の趣旨が示された以上、「自動加入」、「強制加入」のPTAを表彰することは、許されないはずです。

上に引用した文言は、決して「新しい」ものではありません。
過去の通知・通達や、これまでの選出基準等をきちんと読めば、読み取れるはずの内容なのです。
しかし、学校現場・教育委員会では、無視され続けてきた。
そのような現状に反省を迫るものとして、今回の「事務連絡」は、プラチナメダルものだと思うのです。


なお、この貴重な「連絡」が都道府県教委に留め置かれ、市区町村教委には伝えられていない事実が発覚しました(東京都において確認)。
市区町村教委に伝えられなければ、せっかくの「連絡」は、事実上なきものになってしまいます。
次にそのあたりのことについて、ご報告したいと思います。





1 ■うるうる(感涙)
 まるおさんとカワバタさんのご発言が、キチンと反映されて嬉しいです。
 これ、もう、Twtterとかブログでご紹介しても良い情報なのですか?

2 ■Re:うるうる(感涙)
>とまてさん
ぜひ!

あれ?ひよっとして何か不安材料、あります?

いずれにしましても、とまてさんともお知り合いになれてもうずいぶん経ちますが、これで一区切りつきますかね。←大甘か
月並みな言い方ですが、ご指導、ご鞭撻に本当に感謝です<(_ _)>。